前言撤回、桁違いに凄かったMGS4。
見ないと人生損するムービー(WMV)
以前の記事で、メタルギアソリッド4のグラフィックはまだまだ発展途上?と書いたけど、それはどうやら希有どころか、日本の底力を舐めていたようだ。グラフィックはおろか、ゲームシステムの煮詰めっぷりまで恐ろしいほどに判る小島監督によるデモンストレーションムービーが公開され、全世界で異常なほど反響を呼んでいる。と言うのも、いち早くムービーが公開されたGamevideo.comのサーバーが、ムービーの公開と共に落ちたと言うくらいの反響w。嬉しい事に、Gametrailer.comの方は高解像度ムービーも快適に見る事が出来る。

■解説:ゲームシステム
ステルスアクションと言う基本点はシリーズ通じて変わっていない。今作でも同様だが、3で新たに導入されて話題になったカモフラージュ要素とは逆の発想とも言える、「隠れる所が無いところで隠れる事が出来る」システムが導入されている。カモフラージュ要素とは、例えば草木が生い茂る中に人が居れば、その人がどこに居るか判りにくくなる、そんな当たり前の仕組みを、「今置かれている状況だと、どのくらい人から見えにくいか?」、パーセンテージで表現するカモフラージュ率で表現しながら、相手から身を隠すゲームシステムである。

それこそジャングルの中を進んで行く前作に取っては最適のシステムであったが、今作では密林どころか、舞台が戦時中の中東なこともあって、隠れる場所が壊れた建物くらいしかない。そんな状況下でどのようにステルスするか?そのソリューションの一つとして、今作では光学迷彩様のカモフラージュスーツを装備する事で、建物と同化する事で身を隠すシステムを導入している(ムービーを見ればよく判る)

これは以前からも公表されていた事で、今回のムービーを見て特に驚いた要素ではない。今作は今までのシリーズには無かった「驚きの」新要素が多数追加されており、既存のシリーズのファンでも、そうでなくとも、求心されてしまうゲームに「仕上がりつつ」ある事が何よりもショックだった。特に完全FPS視点の導入、しかもFPSでは一般的な、クロスヘアが常時表示されるスタイルでは無く、常にアイアンサイトを見ている視点でゲームが進む要素が追加された事が、TPSゲームであるMGS的には驚き。リアル系のFPSではアイアンサイト視点が一般的だが、あまりにもリアルになりすぎた故、ゲームらしさの低下が議論される中、ゲーム性を保ちつつもリアリティを持たせたためか、単にリアルなだけではない妙な緊張感が演出されている。

他にもCQCアクション周りの改良、索敵の演出、対立している複数の勢力の、特定勢力に協力・加戦、SIXAXISの積極的な利用と言った新たな仕組みから、今までのオバカ・オゲフィン・エロ要素に関してもグレードアップした盛りだくさんの内容。特にSIXAXISを利用したインターフェイス・アクセシビリティの向上と、リーンアクションは目を見張る。リーンアクションはFPSでも幾つか導入されているタイトルがあるものの、個人的にはあまり満足の行く直感的なコントロールでは無く思っていたんだけど、これは直感的でよさげな感じ。FPSだとQ・Eキーで左右にリーンする、みたいな感じなんだけど、リーンしながら左右に動きたいときとか、Qと押しながらA・Dを押す、みたいな、ちょっと操作しにくいのよねーって感じだったからね。傾けるだけでリーン出来る・あくまでもコントローラーで遊ばせると言うポリシーに非常に合っていると思う。SIXAXISならではの利便性。

■解説:グラフィック
グラフィックに関しても、前回公開されたトレイラーと違い、実によい雰囲気に仕上がっている。フォーカスの当て方やライティングなど、前回不満だった点に関しても、全く問題無い作りになっており、前回のムービーは急いで作ったんじゃないの?みたいに邪推したくなるくらい、今回のムービーの出来は良い。

影生成に関しては前回同様、若干甘い部分もあると思うけど、まぁ気にならないっちゃ気にならない。高解像度・大画面でゲームプレイを行った場合は気になるかもしれない。これは推測だけど、恐らく影生成に関しては高品位な影生成が行えるライトスペース・パースペクティヴ・シャドウマップ(LSPSM)を採用、LSPSMと共に使われる事の多い、ジャギー消しのためのソフトシャドウ化をプロセスに入れてると思われる。このプロセスが、現行機ではピクセルシェーダーを利用した近傍比率フィルタリング(PCF)を用いる事が一般的なんだけど、多分4点サンプリング(一般的だけど荒い)くらいでボカしているため、遠景から当てる影のジャギーが目立っているのかもしれない。影生成に関しては可も無く不可も無く、と言ったところか。

フレームレートに関してはムービーの後半で一部落ちているところがあるけど、正式リリースまでには十分改善できると思うし、全く問題ない仕上がりが期待出来ると思う。挿入ムービーもプリレンダでは無くリアルタイムを積極的に生かそうとしている姿勢がこれまでのトレイラーや今回のムービーでも判る。恐らく製品版でも積極的にリアルタイムムービーを使っていくだろう。「ムービーは綺麗だけどゲーム画面はショボイ」プリレンダムービーを使った演出と違って、ゲーム中の画面と比べても画質的に違和感無く演出出来るリアルタイムムービーによる演出は、グラフィックが飛躍的に向上し、リアルなモデルを使っていても、プリレンダと遜色ない表現が可能になりつつある次世代機ならではの効果。

ゲームに直結する点と言えば、カバーアクションの豊富さだろう。Gears of Warのカバーアクションは操作が簡単で演出がかっこいいと評判だったけど、こちらも負けじとかなりカッコイイアクションが期待出来そう。

■その他、時代考証
使用されている武器はRPG-7やP90と言ったFPSでも一般的なものだけど、アサルトライフルに関しては、どのゲームでも親分格なAK-47ではなく、AK-102が出てくる。AKシリーズの中でも、AK-100以降は、ソビエト解体後の民営化した工場で作られており、暗に冷戦後の世界を表現している(前作はAK-47が出てた)。AK-100以降のライフルは木目が無くなってゲリラ臭があまりしない銃が多いw

オンラインに関しても近日メタルギアオンラインのクローズドβが行われるようで、今作にも期待が出来るけど、多分ゲーム性もろとも色々変わってくる点が多いんじゃないかなーと思えるくらい、今作のシステム「も」非常に意欲的で、楽しみ。

不調なPS3のキラータイトルになるぞ!と言った意気込みが感じられて実にイイ。一つ気になったのは音に対する敵の反応が鈍いことなんだけど、ゲームバランスや難易度の問題かもしれない。個人的にはもっと反応してくれる方がいいかな。

尚、オンラインシステムの片鱗をGamewatchが紹介している。BF2とは一風違った、しかしながら対人戦を非常に強く意識したと言う意味では同様のシステムが採用されている模様。PS2のMGOでは不満だった点が次々と改善されていってるようだ。
[PR]
by drkdot | 2007-07-25 14:29 | ゲーム日記
<< COOPゲームの名作かも?GR... 気狂いGravity。 >>
(C) 2005 こあ Some rights Reserved.