空の軌跡 the 3rd・レビュー。
先日発売になったFalcomの英雄伝説 空の軌跡 the 3rd、昨日今日の徹夜プレーで何とかクリアしまんた。自分のプレー時間は計40時間で、一作目(空の軌跡FC)とほぼ同等、二作目(空の軌跡SC)よりは短い、と言った感じでした。早い人なら一週間くらい、普通な人でも二~三週間くらいあればクリアー出来る、丁度良いボリュームのRPG。無理に徹夜してクリアーすると漏れなく物凄く眠くなります^^

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●空の軌跡シリーズもはや3作目。さて、今回はどんな出来だったかな?

■概要・今作の方向性
今作は今までの世界観・設定を引き継いで、メインとなるクエストの他、前二作に残された謎やら後日談やらを、クエスト形式で見ていく事が出来るファンディスク的な内容。賛否両論のようだけど、とりあえず言えるのは「今作からプレーしても全然面白く無い」「前二作ともにプレーした人はとりあえずやりたくなるだろう」って感じかなー。今までの作品に出てきたキャラクター達が織り成す物語だったり、彼らのバックボーンをこれでもかと言うくらいに詰め込んでいるので、シリーズを通じてプレーしてこなかった人にとっては(゚Д゚)ハァ?な内容だと思われる。

システム自体の変更は殆ど無く、更に言うとファン向けのアピールが過ぎた感もあり、前二作をプレーした人にとっては、いい意味でも悪い意味でもお腹一杯になれる内容。また、今作はダンジョンを中心に進む、いわば「ダンジョンゲー」なので、明るいお空が見たい!と思うことは多々あり。

個人的には、前二作で設定だけ触れられている帝国や共和国を旅するような物語を期待していたので、少し残念。とは言え、前作で気になっていた幾つかの要素はきちんと解決しているのでそういった点は満足。そもそも空の軌跡のシナリオや設定があまりにも広大すぎると言うか、まじめに設定を全部ゲーム化したらあと7本くらいは作れちゃうってな勢いなもんで、それだけに毎回毎回エンディングで「次作への布石」をほのめかされるのね。個人的にはいい加減「全て完結」して欲しいなぁとか思ったり。このままのシステム・スタイルであと7作はちょっと、って感じw

次作は今までの英雄伝説6シリーズから一歩踏み込んで、どうやら英雄伝説7になるようなので、システムも変わってくるだろうし、次こそ帝国や共和国の冒険を期待したいところ。で、あと2作くらいで全部完結しちゃってくださいw

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●次こそは共和国で、ジン兄貴(画像下部の左から3人目)がウホッでアレな展開はいらないっすよ

■戦闘・バランス(若干攻略情報あり)
あいも変わらず超丁寧なゲームバランスで、最後まですんなり進めるけど、2点ほど不満点がある。一つ目に、前作・前々作のセーブデータが引き継げるようにしてあるためか、ゲームスタート時のLvが90からはじまる(!)のもあって、数値が物凄いインフレしていて違和感を感じるw。これはまぁ仕方ない点として、二つ目に、ラスボス勢が弱すぎる事(あとラストダンジョンが簡単すぎる事)。少なくとも前作(空の軌跡SC)の方が難易度がはるかに高め。全体的に優しいので、小学生でも厨二病でも、普通にプレーしていれば誰でもクリアー出来る。マゾかゲーマーはレベルを出来るだけ上げずにプレーする事をオススメする。

空の軌跡シリーズは、ターン制のRPGにしては珍しくタクティカルで、戦闘システム自体は非常に完成度が高くて面白い。自分はターン制の戦闘システムが大嫌いなんだけど、空の軌跡の戦闘は飽きずに遊べてる。今作は(敵味方問わず)数ターン後の攻撃が「即死攻撃」やら「キャラクター消滅&EP=0」になると言った、新たな戦術ルールも導入され、今まで以上に戦略的に動けるようになった。各種パラメーター(StrやらAdf【魔法耐性みたいなの】など)の依存度は前二作を上回るので、装備(特にアクセサリ)や、パラメーターや魔法ビルドの構築に利用する「クオーツ」の並べ方の重要度がかなり高まっているのも特徴的だ。

反面、今作のボスは全体的に、バフ2種(ゾディアック【str・def+20%】とアースウォールもしくはガイアシールド【敵の攻撃を一回無効化】)の組み合わせさえ使っていれば、超楽に進めてしまう。ラスボスなどは、クオーツでアーツ(いわゆる魔法の事ね)の詠唱を早めちゃって、あとは回復さえやっていれば、DDと、各キャラが持つ、特殊攻撃の「クラフト」と言う技だけで倒せてしまう。そういった意味では、戦闘自体の難易度は複数のバフを掛け合わせたり、デバフを使いまくるようなMMOやら、ギルドウォーズになれてしまった人間にとっては、簡単に感じると思う。ぬるく感じてしまう人はこれらを封印した方が楽しく遊べるだろう。

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●肝心のシナリオはどうでちゅかー?

■シナリオ他・総括
シナリオの流れは前述の通り、メインになるクエストと、各キャラクターにフォーカスを当てたミニシナリオやミニゲームを楽しめるクエストとに分かれている。後者のクエストは、メインクエストを進めて行く事で出現する「扉」に話し掛ける事で楽しむ事が出来るが、扉に入るためにはそれぞれ条件があり、その条件をみたさない場合は扉に入ることが出来ず、クエストを楽しむ事が出来ない。各扉はワープポータルとしても機能するので、条件をさくっと満たして該当する扉にワープすればすぐにクエストを楽しむ事が出来る。アクセシビリティは非常に良好。

シナリオ自体はファルコムのベタベタ感が全開で、泣きあり笑いありで、好きな人は好きだろう。個人的にはエンディングでガン泣きした勢いなんだけど、そもそも自分は涙もろい体質なので、泣けるゲームかどうかはそれぞれが自分で確かめてみてって感じかなw。ああ、大丈夫、アルマゲドンとかはドンビキした^^

全体的な内容に関しては、前述したけど今までのシリーズのファンに媚びすぎた印象も受ける。もっと突き放してくれた方が新たな一面を見る事が出来て良かったかも?まぁ個人的にはエンディングはホント、非常に良かったですよ。そういった意味で、終わりよければ全て良しかなーって感じ。FCはあったかい気持ちになれて、SCはベタだけどハートが燃え上がって、今作は切なくて泣けるって感じでした。

がっ、Falcomの毎度のパターン、エンディングの最後に次作へのほのめかしが入ってくれるお陰で、感動も薄れるっちゅーねん(怒)!とにかく毎度の事ながら、エンディングはすっきり終わってくれよ!って思うよ。まぁ今作はシリーズ区切りの作品なので、前二作と比べればその不満も少ないんだけど、次が気になってまた買っちゃうじゃんみたいなのはそろそろやめてくれw

と言うわけで今作は、「ダンジョンゲーが大丈夫で、前二作のファンな人は買い、シリーズ未プレイな人やファルコムのクドさが嫌いな人は買っちゃだめ」な作品でした。そういった点も含めたら★★★☆☆って感じかな。シリーズのファンな人には★4つ、いい加減次の展開を見せろと言う事で☆1つは減点。
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by drkdot | 2007-07-08 12:53 | ゲーム日記
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